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                               人生は変えられる 76.9 FM-Hi!!

                    道徳の講演   

             人間にはどんな能力があるだろうか   台本制作&語り 白井勝文
                                     
    1−人間の能力を知ろう

    道徳とは、「どんなものか」と言うことを知る前に、その道徳を身に

             付けるには、どんな能力を使うのかを、知っておかなければなりません。

             人間には、色々な能力や才能がありますが、道徳の心を使う能力は果たして、

             どの部分の能力が使われるだろうかを、是非とも知っておいてください。
 
         それでは先ず、人間が持っているさまざまな能力や才能について、お話し

             したいと思います。

             先ずは代表的な能力としては、頭を使って計算したり、本を読んだり、字を

             書いたり、物事を記憶したりする、いわゆる知的能力があります。

             次には体を使って走ったり、跳ねたり、泳いだり、いろいろなスポーツをする、

             運動能力があります。

             それに絵や、書を上手に画いたり、歌や踊りがうまく出来る芸術的な才能が

             あります。

          そして最後に、この道徳の心と言うべき、人を思いやる優しい心や、他人の

            過ちを許す広い心、それにやりたい事も我慢する忍耐の心など、
 
        知的能力や
運動能力の様に、表面的には見ることが出来ませんが、精神的な

        力を使う、心の能力があります
 
             それでは人の持つ、四つの能力をまとめてみますと

             1−計算したり記憶したりする、知的能力があります。

             2−スポーツをする、運動能力があります。

  
        3−絵を画いたり、歌を歌ったりする芸術的な才能があります。

             4−人を思いやったり、許してあげたりする精神的な力を使う、

          心の能力が
あります。

           この様に人間には、頭を使う能力、体を使う能力、芸術的な才能、そして

            心を使う能力と、大きく分けて四つの能力がある、と言うことが分かりましたね。

            そして人は、これらの四つの能力を、いろいろな場面に応じてそれぞれ

            意識的に使ったり、無意識に使っていたりしているのです。

        2―頭を使う知的能力と道徳の心を作る良心について

         それでは次に、人間がこの世で生きていく上に重要な、頭を使う知的能力

            と道徳の心を作る、二つの能力についてお話したいと思います。

        それでは先ず、頭を使う能力についてから、お話したいと思います。

        人間が頭を使う場合には右と左の、二つの脳の働きがあることを先ずは、

          知っておいて下さい。

     1つ目―左脳の能力(知的能力)

            頭の左側にある、左脳と言う脳がありますがその働きは、どんなことをする

            のかと言いますと。

            それは、色々なことを記憶したり、計算したり、応用問題を解いたり、

            将来を予測したり、また本を読んだり文章を書いたり、そして人の話を

            聴いたりする、知的な能力なのです。

            今、学校で学んでいる教科は、この左脳の、知的能力を使う事が多く、

        この
知的能力に優れている人を、頭の良い人、と言うのです。

            しかし、ここで大事な事は、これらの知的能力は実は、コンピューターでも

            出来る能力である、と言うことです。

            つまり、人間にとって代えることができる能力で、その使い方次第では逆に、

            人間よりはるかにコンピューターの方が、優れた能力を発揮するのです。

            どんなんに頭のいい人でも、知的能力においてはコンピューターには到底、

            かなうものではありません。

      2つ目―右脳の能力(状況を読み取る能力)

        それでは今度は、頭の右側にある右脳を使う能力についてお話したいと思います。

          目で見た映像や、耳で聴いた音や、鼻で嗅いだ香りなど、目、耳、鼻、舌、皮膚の、

        いわゆる五感で感じて、色々な思いを起こす所は、頭の右側にある
右脳の働き

        なのです。

            この能力は、人が色々な状況において、例えば、花を見て綺麗だな〜と思ったり、

        音楽を聴いて楽しくなったり、映画を見て悲しくなったり、笑ったり、嬉しくなったり、

        さまざまな思いを起こします。

            その様な、いろいろな状況を読み取る能力が、右脳の働きなのです。

            そして、この右能の働きは、コンピューターでは処理する事が出来ない能力

            であり、人間だけが持っている特別な能力なのです。

        それでは今度は道徳の心を作る良心についてお話したいと思います

         道徳の心はどこから生まれるのか、と言いますと。

            右脳で感じ取った、嬉しさ、怒り、悲しさ、楽しさなど、いわゆる喜怒哀楽

            のさまざまな感情が元になって今度は、人を思いやる心とか、相手を許す心、

            人を誉める心、我慢する心など、道徳的な行動を起こそうとする、精神的な力

            は、心臓の中にある良心と言うところから生まれて来るのです。

            心臓とは心の蔵、と書きますね。

            そして心臓は人間にとって一番大事な処ですが、その一番大事な処にあるのが

            この、良心なのです。

           「良心とは何か」を一言で言えば、誰もが普段思っている心の他に、さらに奥

       に眠っている、人間的に向上しようとする善の心なのです。

           よく「胸に手を当てて考えなさい」と言う事がありますが、この胸に手を当て

           る事は「良心に問いなさい」と言う事を、言っているのです。

           右能が持つ、周りの状況を感じとる働きと、良心がもつ道徳の働きは、

       人間だけが持っている尊い、精神的な力であり、これらはどんな優秀な

       コンピューターでも、絶対に作り出すことはでません。


           これこそ人間だけが持つ、素晴らしい能力なのです。

           この様に、周りの状況を感じとる右能と、道徳の心を持つ、良心が優れてい

           る人は、人に対する思いやりや、優しさ、正直さ、忍耐強さなどを持っている

       人であり、このような人は「人格者とか賢い人」と言われ多くの人から、

       尊敬される人なのです。


       以上、人間が持つ左脳の能力、右脳の能力、良心について、そして道徳の
 
          心はどこの能力が使われるのか、また今まで気付かなかった、良心の存在と

       重要性などが、私のお話で分って頂けましたか。

   
        
この道徳についてのお話は、平成19年10月、静岡市立袖師中学校全校の、  
       
        道徳講演で語った内容の一部を、まとめたものです。

                           
制作&語り 津軽三味線 白井勝文

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出張講演致します 実績
       1−道徳&生き方講座
       2−津軽三味線の演奏と語り
       3−歴史人物の弾き語り(敦盛他)
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